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笑福亭鶴瓶さんはタモリさんに言われたそうです。
「あんた自開症だよ」

「自開症 (じかいしょう)」とは、「自閉症」の逆、つまり、過度にオープンにしてしまう症状を指します。
(タモリさんは、医学用語としてではなく日常用語の「自閉症」の対としてこの言葉を使ったと思われます。)

鶴瓶さんは、生まれ持って持っていたのか、身につけたのかはわかりませんが、「過度にオープンになる」ことでもって心の垣根をなくし、「鶴瓶の家族に乾杯」では見知らぬ人ともいとも簡単に打ち解け、「縁」を広げていっています。

では、どうすれば我々も「自開症」を身につけることができるのでしょうか?

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そんな情報共有方法ではプロジェクトが進まない理由 では、

  • コンテキストを共有するために
  • ステークホルダー全員が、同じタイミングに同じ情報を手に入れる

ことの重要性について書きました。

ここでは、そのためのtipsを紹介します。

余計な一言はいらない

メールを転送する際に、一言付け加えて転送する人がいますが、内容がない一言なら不要です。
目的は「同じタイミングに同じ情報を手に入れる」ことです。
その情報に対するあなたの勝手な解釈は、付け足す必要はありません。
付け加える一言を考えたり、そのためにメールをじっくり読む時間があったら、さっさと転送してしまいましょう。

フィルタリングしない

この情報はAさんには送るけど、Bさんには不要、と勝手にフィルタリングする人がいます。
しかし、あなたはフィルタリングを完璧にできるほど賢くないです。
この情報をBさんにも共有しておいたほうがよいときが必ず来ます。
未来が予測できないなら、勝手にフィルタリングせずに、全員に同じ情報を共有しましょう。

いる/いらない、は受け手で判断すればよいのです。
ステークホルダー全員が、同じタイミングに同じ情報を手に入れることが重要です。

未決定事項も共有する

未決定事項も「未決定である」ということを前提に共有します。
経緯も共有することで、決定に至ったコンテキストを共有することができます。
「未決定ですが」という枕詞は、情報共有の伝言ゲームの途中で省略され、あたかも決定事項かのように誤って伝わることが多々あるので、強調することが重要です。

完全に決定されるまで、情報共有を保留する人がいます。
例えば、何重にも引用 “>” されたメールを一通転送して、「こうなったから○○やってね。経緯は下記参照」とかしちゃう人。

情報共有を一気にやっちゃうと、どんな問題が発生するでしょうか。

1. 温度差

確かにそのメールをよく読めば経緯は分かるかもしれませんが、受け取ったほうはどう感じるでしょうか。
「そんな話が進んでいたことは聞いてなかったし、いきなり言われても」と思うでしょう。

最終的に依頼が来ているのですから、依頼された人もステークホルダーのはずです。
しかし、情報が遮断されていた。つまり「当事者度」が一段下がっています。
そういった場合、依頼された人は、積極的にその仕事に取り組むでしょうか。
いわゆる温度差が発生します。

2. 初速に対する期待-現実ギャップ

依頼側は、決定するまでに様々なやりとりを行ったり、考えたりしているわけですから、エンジンは温まっています。
しかし、依頼されたほうはまだ温まっていない。
依頼側が「あとは実行するのみ」「至急だ!」と思っていても、依頼された側は、まだ準備ができていない。 実行に移る前に、これまでの経緯を整理して、登場人物、時間軸といったことを自分の中に構築していかなくてはなりません。
初速に対する期待と現実に、ギャップが発生します。

3. 経緯・理由が正しく伝わらない

上の例のようなメール一気転送による情報共有では、その決定に至った理由が伝え漏れる可能性があります。
別スレッドのメールを転送し忘れたり、口頭で話された内容が抜け落ち、依頼者のコンテキストレベルと依頼されたほうのコンテキストレベルに差が出ます。 そうすると、依頼者の欲しいモノと、依頼されたほうが提供しようとするモノに食い違いが出て、結果的に、双方にとってうれしくない状況になります。

コンテキストを共有する方法

「プロジェクトマネージメントにおいては、サプライズは避けるべき」というのは鉄則です。
ここで言うサプライズとは、メンバーの誕生日パーティーをこっそり計画する、とかではなく、
プロジェクト計画外のことが発生する (ようにステークホルダーに見える) ことです。
上の例では、依頼側にとってはサプライズではなくても、情報を急に受け取った側にとってはサプライズになります。

では、どうすればサプライズをなくせるか。

それは、「ステークホルダー全員が、同じタイミングに同じ情報を手に入れる」ことを意識すればよいのです。

メールは、すぐ転送する。
マネージャー、リーダーのみ参加する会議があるなら、その内容を他のメンバーに、すぐに共有する。
会議の議事録を発行し、会議欠席者にも情報が行くようにする。
そうすれば、コンテキストを共有でき、サプライズは減らせます。

人から質問を受けて、「実は○○」「言ってなかったけど○○」と答えた時点で負け、という意識を持つくらいがちょうどよいです。

人見知りで初対面の人とあまり話せない、打ち解けない、という人は多いのではないでしょうか。
私もその1人です。

しかし、性格だから、と諦めてしまってはもったいない。
誰でもあのビミョ〜な空気は避けたいですよね。
では、どのように行動すればよいか、どのように考えればよいのでしょうか。

3つのポイントでまとめてみました。

自分をそのまま見せる

こちらの栗山千明さんの言葉からヒントをもらいました (テレビ放送からの書き起こしなので、1文が長くなっています)。

元々はすごい人見知りで。。人を傷つけたくないし自分も傷つきたくないから、下手なこと言えないというか、思いを言葉にすることに億劫だったんですけど、 お芝居を始めてから、コミュニケーションの大切さを知って、自分から心を開いていくというか、自分から打ち解けちゃった方が気がラクなことに気づいて、 絶対こっちが緊張してるというかあんまりしゃべらない空気になっちゃうと、他の方もたぶん話しかけてこないじゃないですか。 そうするとどんどんどんどん自分を追い込んじゃうと言うか、自分にプレッシャーを与えてしまうから、なるべくこっちから「あたし、こんなんですけど、良かったら話しましょう」みたいな、 ぐらいの気持ちでいれば、自分のためにもなるし、何よりお仕事が楽しくなる。

引用元:暮らしのレシピSpecial 栗山千明のマレーシア・マラッカ 新しい自分に出会う旅 | TBSテレビ

「あたし、こんなんですけど、良かったら話しましょう」
このセリフが刺さりました。
心に留めておきたいと思います。

重要なのは、自分を飾らない、カッコつけないことです。 生まれてからの積み重ねが今の自分なのだから、今さらラッピングでごまかしてもしょうがない。
そんなことに気を遣って話さなくなるよりも、「自分から打ち解けちゃった方が」ラクなのです。

先制攻撃する

新幹線のなかでも、行列に並んでいるときでも、知らない人に話しかけるなら最初の30秒が勝負。その30秒で話しかけられないとずっと話しかけられない可能性が高い。

引用元:最初の30秒で話しかけないとずっと話しかけられないの法則(=30秒ルール) | IDEA*IDEA

30秒という数字にあまり根拠はないと思います。
大切なのは躊躇しないこと。
「気分が乗らない時に、さてやるか、と思える方法」 にも書きましたが、
気分が乗らないことは借金みたいなもので、どんどん利息がたまっていきます。 「最初に話しかける」こと、については毎秒利息が増えていくイメージです。 手に負えなくなる前に、さっさと片付けてしまいましょう。

万人にハマる必要はない、と気付く

「自分をそのまま見せる」ことで、性格、趣味、趣向、感性などが合う/合わないが、お互いに分かります。
もし、合わなかったとしても無理に合わせる必要はないと思います。
人それぞれ育ってきた環境が違うから、合わなくても当たり前。
その違いを受け入れ、楽しんでみて。

こんな例えもあります。

「合う・合わない」の組み合わせは
 神経衰弱みたいなもの、

 と聞いたことがあります。

 神経衰弱では、めくり続ければ、いずれ必ず、
 同じ絵柄のカードに出くわすわけですが、

 人間の相性も同じことなのです。

引用元:2687号 合う・合わないは神経衰弱