日本写真学院 デジタル写真コース ベーシッククラス 第2回

2014/04/22

岡嶋和幸氏が講師を務める日本写真学院 デジタル写真コース ベーシッククラス の第2回が開催されました。

今回のテーマは、「ピント」です。

まずは、今回も、 カメラの教科書をベースに、テキストに載っていない情報も追加しつつの講義です。

ピント

オススメ設定

中央でピントを合わせ、フォーカスロックして構図を決めるのがオススメなので、ピント合わせの設定は「中央重点」が良いです。
「マルチポイント」だと、自分の意図しない所にピントが合ったりする場合があります。
また、中央が最も精度・速度的に性能がよいので、中央を使いましょう。

ちなみに、リコーGRの場合は、「ピンポイント」一択です。

デジカメは、フィルムカメラよりピントが合っているように見える部分が広く、ピントのピークをつかみにくいため、マニュアルフォーカスに向いてません。
無理して格好つけてマニュアルフォーカスを使う必要はありません。

目としべ

目がある生き物は「目」にピントを合わせる。
花は雄/雌しべにピントを合わせる。

食べる魚だろうが、目があれば「目」が基本です。

位相差オートフォーカスとコントラストオートフォーカス

なんとなく知らないままにしていたので勉強になりました。

一眼レフに搭載されている位相差AFは、スピードが速いが精度が甘くなる場合があります。

ミラーレスやコンデジに搭載されているコントラストAFは、精度は高いがスピードが遅いです。
一眼レフで、コントラストAFも搭載されているものがあり、三脚を使う場合などに便利ですが、ミラーレスやコンデジのコントラストAFよりは性能が劣ります(専用設計でないため)。

被写界深度

「被写界深度は絞りでコントロールする」とよく説明されますが、絞りでコントロールするのは、一番最後です。

被写界深度に効いてくるのは、

  1. 撮像素子のサイズ → カメラ本体で決まる
  2. 焦点距離 → レンズで決まる
  3. 撮影距離
  4. 絞り

の順です。

1-3でほぼ決まってしまうので、絞りは微調整に使いましょう。

絞り優先モードで取るとしても、適切な絞り値を選択するのは難しいものです。
プログラムオートで1枚撮ってみて、イメージと違ったら、プログラムオートの絞り値を参考に調整するのがオススメ。

プログラムオート撮っても、それほど調整する必要はないはず。
なぜなら、広角で撮るなら、撮影者は広く全体を写したい意図があります。そもそも、広角で撮るとボケにくい特性があるので、そこからさらに絞り込む必要はあまりありません。
望遠や接写で撮るなら、撮影者は被写体を切り出して写したい意図があります。そもそも、望遠や接写で撮るとボケやすい特性があるので、そこからさらに開放する必要はあまりありません。

絞り込みすぎると回折現象により画質低下を招きます。
開けすぎると、ボケすぎて、周辺を引き算しすぎてしまいます。
やり過ぎ注意なので、適切な絞り値を自分で選択するのは、ほんとうに難しいです。

ピントと被写界深度

ピントが合っている部分のシャープさがあってこそ、ボケが生きます。
ということで、何よりも「ピント」重要です。
絞りをガチャガチャ操作するよりも、ピントに神経を使いましょう。
特に、望遠や接写は、ボケやすい = ピンぼけしやすい、ということなので注意が必要です。

実習で撮った写真

今回プリントした3枚はこちら。
GRのカメラ内現像JPEGで、調整なしです。

花は、ピンぼけ。
手ぶれか、コサイン誤差か。

標識はもう少し明るくしたかった。
自転車はもう少し、流したかったが、とっさには設定できず。

R0007549

R0007594

R0007610

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